猫さまに蹴散らされて飛び出す猫砂を、足元で防ぐためのトイレマットのお勧め

2021年9月6日2021年9月14日

猫を飼っている人なら必ず直面するのが
「猫様の可愛い足を移動手段にして、家の中どこにでも傍若無人に出掛けて行く、はぐれネコ砂」問題
毎日、いや、日に数度トイレは利用するもの。だからそのたびに掃除機かけたり拾い集めたり・・・
そこまでやっても、トイレから数メートル以上離れた場所、居間の食卓テーブルの上とかに
ポツンポツンと落ちている小さな粒を見つけると「ここにもおるんかい」とぼやく毎日です

Contents

猫砂が散らかる原因は

野生だった頃の猫は、自分の気配を他の動物に悟られないよう、排泄物を隠す習慣がありました
この習慣が今も彼らには残っていて、うんちやおしっこに砂をかけてニオイを消そうとします

我が家のメインクーンの長女は、始めに穴まで掘って用を足し
その後、おもむろに、かつ丁寧に砂をかけて隠します

この行為、慎重で奥ゆかしいように見えて実は大変な事にもなります
何せうちは多頭飼いですので、僅かな時間差で弟猫が先に入って用を済ませていたりすると、
想像できますよね？ナニが埋まっている事を確認もしないで、こんもり盛り上がった場所を
派手に掘り起こして穴を開ける行為の先に何が待ち受けているか。
はい・・・・長女の肉球が・・・「ギャー」でございます

猫砂の種類？

猫砂にはさまざまな種類がありますし、形によっては肉球に挟まりやすかったりもします。
また、肉球に挟まりやすいという事は、彼らにとってはデメリットでもあります
足裏に異物があれば口で舐めて取ろうとするのが常。そして舐めたものは体内に入る。。。

メインクーンの長女を譲り受けたブリーダーさんにおからの猫砂が良い
（猫によってはトイレの砂を食べるこがいるので食べても大丈夫なように）
と言われたのも、このあたりの不安要素を加味した上での事でしょうが、
肉球を舐めるという行為は猫にとっての日常です
わざわざ食すまでもなく、肉球を舐めれば自然と口に＝体内に入ります

ですから、散らかりにくいと言う理由のみで猫砂を選ぶのは問題がありそうですが
単純に肉球に挟まりにくいという点だけを考えると大粒なものが良さそうです

鉱物系

重さがあるので、比較的飛び散りにくく、固まりやすいのでトイレ内の掃除は楽
自然の砂に近いので穴掘りはやりやすいが、粉が舞いやすい
小さい粒なので、肉球にはよく挟まります

食品系（おから・お茶などがあります）

口に入っても安心だが、鉱物系ほどしっかりとは固まらない
固まっても柔らかいので、足にはくっつきやすいし小粒なものが多い
おからは若干特有の匂いがあるので、好き嫌いも出ます
（かくいう私も、この匂いに慣れるのに時間がかかりました）
粉はあまり舞いません

木材系

おがくずなどの間伐材を使っているので環境には優しい
ヒノキの香りとかだと匂いが強いのか、使ってくれない。。。という口コミもあるが
消臭力は非常に高い
固まる力が弱いので片付けの時に崩れる場合がある

花王さんのニャンとも清潔トイレ用の猫砂は固まらずに尿を下に落とすタイプなので
粒も大きい。よって肉球には挟まりにくい

固まる力の弱さをカバーした、常盤加工さんの木製猫砂は大粒なので
こちらも、肉球には挟まりにくいようです

紙系

主原料はパルプなので軽さが高ポイント
消臭力や固まり具合は弱く、あちこち散らばりそうです
（ただし、トイレに流せるので掃除は楽）

シリカ系

消臭力が非常に高い
固まるのではなく、シリカゲルの穴が尿を吸着する
固まらないので肉球には挟まりやすい
乾燥剤にも使われるシリカゲルには「食べてはいけません」と明記されて
いるくらいですから、身体に入ると良いことはなさそうです

トイレの形状？

ノーマル（オープン）タイプ

トイレの掃除が小マメに出来る方で、あまりコストをかけたくない飼い主さんにお勧め
排泄によって濡れた砂だけが固まり、そこを毎回掃除するわけですが
形状を見てお判りのとおり、排泄物に派手に砂をかける猫ちゃんだと、
かなり周りに撒き散らしますしトイレから出る際も同様です

マットはトイレの下に敷くとして、
かなり大きめで余裕のあるものを選ぶと良さそうです

このタイプのトイレには

ハーフカバータイプ

カバーは猫が出入りしやすいように後方が高めで、前面にかけて低くなっています
オープンタイプほどの飛び散りはありませんが、やんちゃな猫さまだと
このタイプでも穴を掘る際には結構周りに飛びますし
前面から飛び出す際も散らかります

ハーフカバータイプは、後方は高さがあるので不要ですが、側面と前面にマットを
敷いてカバーした方が良さそうです

このタイプには

ドームタイプ

カバーがすっぽりと覆う形で、出入り口だけ開いています
（見本の写真には入り口にスウィングドアはついていませんが付いているタイプもあり）
我が家の猫達はこのタイプを使っていて、屋根があるおかげで
入り口から出入りする際に、肉球にくっついて出ていく砂以外は
多少の穴掘りくらいでは外に飛び散るようなことはありません
ただし、入り口ドアがない場合、入り口側にお尻を向けて穴掘りをされてしまうと
後ろ肢で蹴り上げた砂が、前面から飛び出し悲惨な事になります
（うちの長女がたまにやっちゃってくれてます。。。）

ドームタイプには、マットは出入り口のみで大丈夫です

このタイプのトイレには

その他

最近では、上部の穴から飛び込む形だったり、底部の砂場までたどり着くのに
スノコ状の床を通るタイプや、全自動タイプ、システムトイレなんてのもありますが
上から飛び込むような形になると、穴掘りの為に砂が外に飛び散るような事はなさそうです。
また、システムトイレなどに使われている猫砂は固まらずに、
下段のシーツに尿が落ちる仕様で、ペレット状で大きめの猫砂は肉球には挟まりにくいですね
ただ何れも独特な形状だったりするので、猫さまが使ってくれるかどうかは微妙

うちの猫たちにも、システムトイレなるものを使ってもらった事がありますが
ペレット状の形の所為で、穴掘りが出来ないのがお気に召さなかったようで
結局倉庫行きになりました
今思えば、肉球に猫砂は挟まったりしていなかったのか、トイレ近辺でしか
はぐれ猫砂の姿は見ませんでした
このトイレを使っていてくれたら、今ほど猫砂の対処に苦労はしていなかったかもしれませんね

猫の性別・性格？

今の時代、雌雄で区別すると怒られそうですが
お転婆な雌猫もいれば、大人しい雄猫だっています
また、車の運転じゃないけれど、普段は大人しい奴がトイレに入った途端に豹変して暴走！
などという事はないでしょう（たぶん）
これまで私が飼ってきた歴代の猫たちで言うと
トイレの引っ掻き回し方の違いは、性別や性格とは関係ありませんでしたね

ともかく、猫砂は遠出をするものだと再認識したところで

肉球に挟まりにくい大きめの猫砂を使う事
飛び散りにくいトイレのタイプを選ぶ事
小さいと飛び散りやすいので、大きめのトイレを選ぶこと
トイレから出る際に、肉球から猫砂が落ちるようなマットを敷く事

この４点と、補足として
トイレの置き場所も考慮してみて下さい

猫の習性なのか、用を足したあとにダッシュで駆け回るこがいませんか？
我が家では昔からこの行動を「ウンチーズハイ」などと言っていましたが
（本当はトイレハイと言うのだそうです）
これをされると、ただでさえ飛び散る猫砂が、益々あちこちに飛んでしまいます
入り口が１か所のタイプにしか使えないアイデアですが、トイレハイによる飛び散りを避ける為に
トイレの入り口を壁際20cmほどに近接して設置して下さい
猫は15cmほどの隙間があれば出入り出来ますが、勢いで飛び出すには難しくなります

お勧めのマット

衛生面を考えて丸洗いできるもの
デリケートな肉球が触れるものなので、固くない素材を選ぶこと
猫がすべる事のないよう、すべり止め付きのもの（ズレ防止にも）
防臭・消臭加工がなされたもの
毎日丸洗いはしなくても掃除は日に何度も。砂が落としやすいなど掃除のしやすさも大事

ノーマル（オープン）タイプには

トイレ周り4面をカバーしたいので、マットの上にトイレを置けるように、
大きいサイズのものを選ぶといいと思います

Caraz　エリシャペット　「SAND MAT」

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こちらの商品、あまり大判サイズのないトイレマットの中では　W56×Ｄ75　と大きく、
二重構造になっているので、中に溜まった砂の再利用も出来、洗濯も可能です

思いのほか厚みがあり、一度落ちた砂は殆ど出てこない
床を転がっていた砂が減って嬉しい
楽天市場の口コミより

機能的で十分使える。
価格は他の似たアイテムに比べると5割くらい高いが、しっかりしている
楽天市場の口コミより

思ったより小さかったというものもあるようですが、どの口コミも高評価です

OPPO「nekoshiba」

肉球についた砂や、飛び散った砂をキャッチ［正規品］necoshiba(ネコシバ）8枚入り［全3色］【猫/猫砂/飛び散り/トイレ/マット/】

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(2021/9/5 09:59時点)

30cm角の製品をつなげて使います　（30×30の８枚入り）
なので、トイレを置く部分を抜いてみたり、部屋の形に合わせて長方形にしてみたりと
色々形を替える事が出来ます
人工芝のように見えますが、表面はゆるやかに仕上げてあるので優しい踏み心地
また、丸洗い出来るので清潔に使えます

猫砂の飛び散りに悩んでいたが、劇的に楽になった
ネコも警戒せずに乗ってくれる
楽天市場の口コミより

完璧に砂を落としてくれるものはないと思っているので、機能としてはほぼ満足
猫も嫌がらずに歩いてくれる
楽天市場の口コミより

人工芝タイプなので肉球の敏感なこにはどうかな？と思っていましたが大丈夫なようです
機能重視で見た目はイマイチですが（笑

ハーフカバータイプには

このタイプだと、基本は入り口のみですが、必ず前面から出てくれるわけではありませんので
後面を除いた３面をカバーできるのがベスト
ただ、前と横と。。。と置いていても、マットに狙いを定めて飛び出してくれれば良いですが、
マットとマットの間に飛び出した、という事は大いにありそうなので
オープンタイプで使う上記のタイプのように大き目が良いかもしれませんね

フルカバータイプには

全面だけをカバーすれば良いこのタイプには、猫の形をした可愛いものなど色々あります

ペティオ necoco　猫トイレマット（ブラウン）

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意外と柔らかくて心地よい感じ
楽天市場の口コミより

飛び散りが減って猫砂を踏み潰す事がなくなった
洗えると言うのも高ポイント
楽天市場の口コミより

折りたたんで届くので折り目が消えない、ゴム臭がひどい
といった口コミもあるようですが、折り目は　ドライヤーの温風をあてて形成すれば直るし
ゴム臭は暫く放置しておけば消えるようです
滑り止め仕様とは銘打ってありませんが、ラバーなのでズレもないそうですよ

HAPPY CY「プレミアム猫砂取りマット」

プレミアム猫砂取りマット――【猫ちゃんが用を足した後に、足の裏に付着している猫砂を取るためのマットです。室内をキレイに保持する

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色は違いますが、我が家の愛用品です
肉球にも優しくて、うちのこたちもすぐに慣れました
弾力性にすぐれ柔らかい商品なので、持ち上げて振れば砂も簡単に落とせますし
完ぺきではないですが、砂もかなりキャッチしてくれます
ただ、長年使っている所為か、すべり止めはあまり効果なし
お転婆とやんちゃ坊主が走り回ると、とんでもないところまで飛んで行ってます（汗
あと、サイズ的に中途半端なのでもう少し大きめがあるといいですね